奈良公園の鹿の故郷は、鹿島・香取です


ご存知ですか?

香取・鹿島の地は、鹿で有名な奈良県奈良市奈良公園の鹿の故郷です。

奈良時代初期、奈良に藤原氏の氏神・春日大社が創建された際、香取神宮・鹿島神宮から御祭神を春日大社へ分社させ、鹿を奈良へ移住させました。

鹿は、香取神宮・鹿島神宮の神様の使者・神鹿(しんろく)です。

香取・鹿島の地から奈良へ鹿が移住された後、本家である香取・鹿島の地の鹿は絶滅し、現在、鹿園にいる鹿は、奈良公園から逆輸入した鹿の子孫だそうです。
奈良時代初期まで、鹿島は「香島」と記されていましたが、春日大社が創建されてから、鹿に因んで「鹿島」と記される様になったそうです。

今年8月、滋賀県草津市草津に鎮座する立木神社【写真】を参拝しました。
立木神社は、旧東海道に面して鎮座しています。立木神社の御祭神は、武甕槌命(鹿島神宮御祭神)です。

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767(神護景雲元)年に、御祭神である武甕槌命が常陸国鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)を白鹿に乗り旅に出られ、諸国を経てこの地に到着されました。
そして、手に持たれた柿の杖を社殿近くに刺されこう言われたそうです。
「この木が生え付くならば吾永く大和国三笠の山(今の春日大社)に鎮まらん」
すると、その後不思議にも柿の木は生え付き枝葉が茂り出しました。
里人は御神徳を畏み、この木を崇め神殿を建て社名を立木神社と称したのが始まりと伝えられています。
翌768(神護景雲2)年に、奈良の春日大社が創建されています。

立木神社の伝承から、おそらく、立木神社は、鹿を奈良へ移動する際に通ったと思われます。

立木神社の社殿前には、狛犬ではなく、狛鹿【写真】が奉納されています。
立木神社でも、鹿は、神様の神使です。

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他にも、奈良までの道中に、鹿を移住させた関係の地名などが残っているそうです。

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